WACOAL DIAは、デビュー当時から、バレエのシンボルの
ひとつであるチュチュが放つ特別な美しさを大切にしています。
張り詰めた空気の中を、やわらかく、そして軽やかに揺れるチュチュ。
その澄み切った残像は、見るものすべての中に美しさの原風景として
いつまでも光り続けます。バレエへの尽きせぬ憧れには、WACOAL DIAの
美意識に通じる感性があると、私は考えています。
今年は新しい試みとして、年間のクリエーションテーマ“DANCE”
を掲げました。2012年のWACOAL DIAは、春夏のシーズンテーマ
「ドガのまなざし」からスタートします。
19世紀の印象派画家・ドガは、生涯作品の半数以上にわたって、
バレリーナの内面を見つめ、そして描き続けました。
カンバスの先へ向けられた、ドガのまなざしの中には、
稽古にのぞむ若き踊り子たちの可憐な動き、光をはらんで揺れるチュチュ、
そして、それらを包み込む、どこまでも透明な空気がありました。
私は、この真剣な緊張感と可憐さをずっと忘れず美しくあってほしい、
というドガの願いに思いを馳せ、そしてその視点に共感してくださる女性を
思いながら、今シーズンのWACOAL DIAを創り上げました。
トータルクリエイター 神尾 敦子
